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はちみつのうれしい健康効果とは?豊富な栄養成分の秘密と選び方のポイント

はちみつのうれしい健康効果とは?豊富な栄養成分の秘密と選び方のポイント

「はちみつの歴史は人類の歴史」といわれるほど、はちみつは古くから自然の薬として活用されてきました。

また、自然界でもっとも甘い蜜ともいわれており、そのまま口にするのはもちろん、料理やスイーツの材料としても活躍しています。

この記事でわかること
  • はちみつの持つ健康効果
  • はちみつの栄養成分の秘密
  • はちみつの選び方や種類
  • はちみつを食べる際の注意点

今回ははちみつをテーマに詳しく解説しましょう。

はちみつのうれしい健康効果とは?

はちみつには次のように、さまざまな健康効果があります。

1.殺菌・抗菌作用

はちみつには殺菌や抗菌作用があり、口内炎やのどの炎症などに効果が期待できます。

これははちみつの糖度が高く、細菌は水分を奪われてしまうため、繁殖する力を抑えられてしまうため。また、はちみつに含まれるグルコン酸には殺菌消毒作用もあります。

2.抗酸化作用

はちみつには抗酸化作用をもつポリフェノールやミネラルが含まれており、さまざまな老化現象の原因となる体内の活性酸素を除去する効果が期待できます。

3.整腸作用

はちみつにはオリゴ糖が含まれており、腸の善玉菌を増やして腸内環境を改善する整腸作用が期待できます。

3.歯石予防

一部の種類のはちみつには、歯石を予防するはたらきがあることも判明しています。

歯石を構成するハイドロキシアパタイトの形成を遅らせる傾向があることがわかり、その速度は歯磨き剤に使われているエチドロン酸と同じくらいなんだとか。

5.血糖値が上がりにくい

はちみつは最近話題の「低GI食品」です。摂取後も血糖値が上がりにくく、インスリンの分泌を抑えるはたらきを持ちます。

6.皮膚トラブルにも

はちみつには保湿作用もあり、肌荒れや唇の皮むけなどにも効果を発揮します。市販のスキンケアアイテムにもはちみつの成分が含まれているものが多くありますよね。

また、洗顔料にはちみつを少量混ぜる方法や、はちみつを直接顔に塗るはちみつパックなども。ただし、肌タイプなどによっては逆に炎症を引き起こすなどのトラブルになる場合もあるため注意しましょう。

はちみつの健康効果を支える栄養の秘密


はちみつはさまざまな栄養が多く含まれており、古来からのスーパーフードといっても過言ではありません。

約300種類もの栄養成分が含まれる

はちみつの主成分はブドウ糖と果糖。そのほかにも、ビタミンやミネラルアミノ酸、ポリフェノールと栄養成分がたっぷり含まれており、その数は約300種類ともいわれています。

同じ甘味料である白砂糖の成分はショ糖のみであることと比較すると、その栄養の豊富さは歴然ですね。

砂糖よりも低カロリー

甘みの強いはちみつはカロリーも高そうなイメージですが、白砂糖が100gあたり383Kcalであるのに対し、はちみつは293Kcal。白砂糖の約3分の2程度のカロリーで意外とヘルシーです。

さらにはちみつは甘さを強く感じやすいため、砂糖と同じ甘みを出すのに半分程度の量でよいといわれています。

優れたエネルギー源

はちみつの主成分であるブドウ糖と果糖はいずれも単糖類に分類され、これ以上分解の必要がないため胃腸への負担も軽く、食後約20分と早いスピードで体に吸収されます。

とくにブドウ糖は脳にとって唯一のエネルギー源。運動の前はもちろん、仕事や勉強の前にはちみつを口にするのも効果的だといえますね。

健康効果の高いはちみつの選び方


はちみつの栄養をまるごと摂取したいなら、「純粋はちみつ」を選びましょう。

じつははちみつにはさまざまな種類があり、水飴などを加えた「加糖はちみつ」や加熱処理などを施した「精製はちみつ」なども店頭に並びます。それらのはちみつは、加工処理によって本来の栄養素が失われていることも少なくありません。

商品ラベルにはちみつ以外の材料が使われていないか、安価すぎないかなどをチェックするとよいでしょう。

はちみつの種類

はちみつは「百花蜜」と「単花蜜」の2つに分類できます。

百花蜜は複数の花の蜜から採れたはちみつで、単花蜜は大部分を1種類の花から採ったはちみつのこと。
さらに単花蜜はどんな花から採れたかによって種類が変わり、風味や香りも異なります。

単花蜜には数多くの種類がありますが、ここでは日本で手に入れやすい代表的なはちみつの特徴をみていきましょう。

レンゲ

日本を代表するはちみつのひとつで、「はちみつの王様」とも呼ばれています。華やかな香りと上品なコクが特徴。ブドウ糖の割合が高いため、温度が下がると結晶化しやすいので注意。

アカシア

レンゲと並んで日本で好まれるはちみつで、「はちみつの女王様」とも呼ばれています。くせが少なく、すっきりとした味わいが特徴です。

みかん

ほのかな酸味とさわやかな甘さが特徴。ドレッシングや紅茶、ヨーグルトなどにぴったりです。

そば

真っ黒な濃い色と、クセの強い味わいが特徴。日本では北海道がおもな産地で、ところてんやわらびもちなど和のスイーツにおすすめです。

マヌカ

スパイシーな香りと濃厚でクリーミーな口当たりが特徴です。

ニュージーランドに自生する花「マヌカ」から採蜜され、栄養価や抗菌力が高いとされ、現地では民間薬として使われてきました。

はちみつを食べるときの注意点

健康や美容にすぐれた効果を発揮するはちみつですが、以下の点に注意しましょう。

加熱せずそのまま食べるのがベター

はちみつに含まれるビタミンやミネラル類は加熱によって壊れやすいため、栄養面を考慮するならばできるだけ火を加えず、そのまま食べるのがおすすめです。

購入する際も、加工処理されていない生のはちみつかどうかチェックするとよいですね。

1歳未満の赤ちゃんには与えない

はちみつにはボツリヌス菌という細菌の芽胞が入っていることがあります。ボツリヌス菌は土壌の中など自然界に存在する細菌で、1歳未満の赤ちゃんに与えると「乳児ボツリヌス症」を発症することがあり、まれに死亡するケースもあるため注意が必要です。

ちなみに大人の場合は発症のリスクは少なく、心配はいりません。

まとめ


紀元前からはちみつは数々の健康や美容効果を期待され、使われてきました。

実際にはちみつは医療用医薬品として指定され、現在でも栄養剤としてや皮膚や粘膜の保護剤として用いられています。

まとめ
  • はちみつには抗菌や抗酸化、整腸などさまざまな効果が期待できる
  • はちみつには約300種類もの栄養成分が含まれている
  • 健康効果を期待するなら加熱や加工されていないはちみつを選ぶのがおすすめ
  • はちみつは花の種類によって味や香りが変わる
  • 栄養面を考慮するなら調理の際に加熱しない
  • 1歳未満の赤ちゃんはボツリヌス症に感染するおそれがあるため、はちみつを与えない

おいしくて健康にもよいはちみつ、毎日の食事に上手に取り入れてみませんか?

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食の暮らし編集部
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「食を知って豊かに暮らす」を応援するコラムサイトです。食品衛生管理アドバイザーである、エッセンシャルさんが、食と暮らしをテーマに暮らしのヒントをお届けします。